新たな採用枠組みの創設に向けて

新たな採用枠組みの創設に向けて

 日本の大学生の就職活動は、大学3年生の12月という早い時期から始まり長期戦となります。このことは大学生たちに大きな負担を強いています。せっかく授業料を払って4年間学ぶ機会を与えられているのに、そのうち何ヶ月も学問ではなく就職活動を強いられるというのはナンセンスとしか良いようがありません。

 

 そういった背景もあり政府は、企業の新卒者採用日程のスタートを4ヶ月後に先延ばしにするよう求めることにしました。これにより、学生たちの負担を少しでも軽くし、勉学に励んでもらおうという配慮です。

 

 ただし、先延ばしにすることで弊害も出てきます。中小企業が新卒者を採用する場合、大手企業選考後に始めるのが一般的です。学生たちの多くが大手企業を第一希望に据えている以上、仕方ないかもしれません。そのため、大手企業が採用の時期を先延ばしにすると、中小企業の採用時期も遅れてしまい、4月入社に間に合わない可能性もでてくるのです。

 

 日本社会で一般的となっている現行の4月に一斉に入社となる「新卒一括方式」を改めるしか道はないかもしれません。新卒一括方式は、人材採用とその後の人材教育に掛かるコストを引き下げるために一役買っていますが、日本を支える若い世代に大きな負担となっていることは明らかです。

 

 新卒一括方式ではなく、通年採用、少なくとも採用時期を春秋2度に増やすことで、例えば留学帰りの有能な人材を集めるにも有効であり、社会問題となりつつある既卒者の就職問題も解決するのではないでしょうか。


ホーム RSS購読 サイトマップ
TOP 就活5つの流れ 求人サイト